減酒外来
減酒外来について
減酒外来はアルコール依存症未満の方の問題が軽くなったり、依存症に至らなかったりするためのサポートをするのが役割です。
減酒外来はあくまでもお酒を減らしましょう、というものです。
具体的には、日常生活には問題ないけれど、お酒を飲むとブラックアウトが頻繁に起こること人などを対象とします。
治療のやり方
依存症か依存症未満かを判定して、依存症の目標は「最終的に断酒に持っていきましょうね」とします。
減酒目的の人には、目標立ててお酒をどうやって減らしたいか、お酒の量をどれくらいにしたいか、飲む頻度・休肝日をどれくらい作るかといった、いわば“減酒計画”を立てるところからスタートします。
減酒外来ではご本人の意志に重きを置きます。
その目標を実行に移すために、日記をつけてもらっていただきます。
いつ、どれくらい飲んだか、記録をつけていくだけでも減酒効果はあります。日々の酒量を客観的にチェックすることが大切なのです。
ただ、どうやってお酒を減らしたらいいかピンとこない方もいますので、お酒の減らし方を書いたリストも配布して説明します。
場合によっては、薬(セリンクロ)の併用も検討します。
セリンクロとは、飲酒の1~2時間前に服用することで、飲酒欲求を抑え、飲酒量を低減する薬剤です。